こんな旅はいかが?飲んで、食べて、見て楽しむチェコ共和国

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目的を持って旅をすると、楽しさは倍増しますよね。チェコ各地を回って地元のグルメを味わうというのもおススメな楽しみ方の一つです。先日はアルフォンス・ムハの足跡を辿る旅をご紹介しましたが、本日は、「食」に注目した旅行モデルコースを紹介していきます♪

南モラヴィア地方でワインを堪能

旅のスタートは「チェコのトスカーナ」ともいわれる景色が広がる南モラヴィア地方。国内で最も日当たりが良く、ぶどう畑面積の96%を占めています。この地域の最大の見どころはUNESCO世界遺産・レドニツェ=ヴァルチツェ地区。美しい景観を見て回るには、サイクリングやドライブが便利。
個人旅行では鉄道やバスを使って移動することが多いと思いますが、実はチェコ鉄道では駅でのレンタサイクルも行っています。自転車を駅で借りてサイクリングを楽しみ、別の駅で自転車を返すなんてこともできてしまいます。
レンタサイクルの方法はこちらのブログで紹介されているので是非ご参照ください♪

ヴァルチツェ城地下の国立ワインサロン

さて、ワインの名産地、南モラヴィア州のヴァルチツェ城地下には国立のワインサロンがあるのをご存知ですか?年に1度開催されるチェコワインのコンペティションを勝ち抜いた、厳選された100種類のワインをここではテイスティングすることができます。
テイスティングプログラムは、ガイド付きのものから自由に試飲をするものまで様々。お値段も500円程度~3000円程度とお手頃です。生産量が少なく日本ではなかなかお目にかかれないチェコワイン。近年では国際的な賞を取るものも多く、そんなハイクオリティなチェコワインが一堂に会するこのワインサロンでぜひその味をご堪能ください。お気に入りのものが見つかったら、もちろんその場で購入することも可能です^^
>国立ワイナリーセンターの開館日と試飲プログラム:https://www.vinarskecentrum.cz/en/salon-vin/oteviraci-doba-programy/

様々な試飲プログラム

レドニツェ=ヴァルチツェ地区をたっぷり観光をした後は、オーストリアとの国境沿いの街ミクロフで一休みしてはいかがでしょうか。可愛らしい街並みに、聖なる丘の上からのぞむ絶景が魅力的です。

聖なる丘から見るミクロフの街並み

毎年8月下旬~9月上旬に開催されるブドウ収穫祭はチェコ最大級。近隣のワイナリーが丹精込めて作ったワインを飲みながら、歌や踊りなども楽しめます。ここで絶対に押さえておきたいのが、若いワイン「ブルチャーク」。チェコの法律では販売期間が限られており、なおかつ常に発酵しているため購入したらすぐに飲まないといけないという貴重な飲み物。ここでしか飲めない味を要チェック!

 

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📍チェコ🇨🇿ミクロフ 9月に開催されているグレープハーベスト(葡萄収穫祭)に来たよ。 この時期しか飲めない発酵途中の若いワイン・ブルチャーク(ジュースとワインの間のもの)を初体験。 なぜかりんごジュースのようで甘くてごくごく飲んでしまう。グラス1杯160円くらい。アルコール度数は5%ほど。 いつの間にか酔ってしまってめっちゃいい気分。 ・ ・ #チェコへ行こう #visitcz #mikulov #ミクロフ #チェコ #ゆーチェコあら旅 #ワイン #wine #czechrepublic #toygoulmet #toystagram #toytravel #ぬい撮り #ぬい旅 #ぬいグルメ #ブルチャーク #festival #travel #palavskevinobrani

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実際にミクロフのブドウ収穫祭を体験したブロガーさんの体験談はこちら↓

〈アクセス〉www.idos.czで検索!
■ウィーン⇔ミクロフ(電車で1時間45分、車で1時間半)
■ミクロフ⇔レドニツェ=ヴァルチツェ地区(バスで1時間)

食の都ブルノ

ワインを堪能した後は、モダンなバーでビールを一杯飲みたいところ。チェコ第2の都市ブルノは近年美食の街として知られ、チェコNo.1カフェやNo.1バーも近年ブルノから選出されています。

ブルノで美味しいレストラン、カフェ、バーを探すなら、ブルノ市が公式で出しているGourmet Brnoをダウンロードしましょう。国内外の食通が食べ歩きした評価を基に作られたこのグルメガイドがあれば間違いなし。チェコ料理は勿論、インターナショナルな料理に挑戦するのも良いかもしれません♪
ちなみにGourmet Brnoはブルノ市の観光インフォメーションでも配布しています。

美味しいご飯を堪能したら、観光も忘れずに。モダン建築の傑作・UNESCO世界遺産のトゥーゲントハット邸や、フォークロア・アールヌーヴォーのユルコヴィッチ邸、青果市場の下に広がる地下道も見逃せません。ヨーロッパで2番目に骨の量が多いという聖ヤコブ教会地下の納骨堂は圧巻です。

約100年前に建てられたとは思えないモダン建築
外からの眺めも美しいトゥーゲントハット邸
スロバキア人建築家ドゥシャン・ユルコヴィッチの傑作
聖ヤコブ教会の地下納骨堂。5万人分の骨が発見されたとか

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■レドニツェ=ヴァルチツェ地区⇔ブルノ(車で1時間)
■プラハ⇔ブルノ(電車で2時間30分)

ちょっと臭いけど美味しいオロモウツチーズ

さて、続いてはオロモウツの名産品「オロモウツケー・トヴァルーシュキ」チーズはいかがですか?オロモウツチーズは、欧州の原産地名称保護を受ける特産品。程よい塩味のチーズはビールによく合います。そのまま食べたりフライにして食べるのが定番ですが、ちょっと趣向を変えてペストリーのお店に行ってみるのもおすすめです。可愛らしいパンやケーキに織り込まれたチーズはまた一味違う味わいです。

オロモウツチーズを使ったお菓子屋さんTvarůžkové cukrárna

ホルニー広場にある市庁舎の中にはなんとオロモウツチーズ専用の自動販売機もあるんですよ!ぜひ探してみてくださいね♪ 小腹を満たしたら、同じくホルニー広場にそびえ立つUNESCO世界遺産の聖三位一体柱や、それを取り囲むバロック様式の噴水群を眺めながら散歩をしてみましょう。

クリスマス・シーズンに旅行される方は、チェコ人にチェコ最高の美しさと称されるクリスマスマーケットにも立ち寄ってみてくださいね。フルーツの暖かいポンチュやはちみつのお酒メドヴィナなどを飲んで体を温めましょう。

はちみつのお酒メドヴィナ

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■プラハ⇔オロモウツ(電車で2時間)
■ブルノ⇔オロモウツ(電車で1.5時間)

チェコで最も有名な料理人ゆかりの地リトミシュル

チェコで最も有名な料理人は誰でしょう?それはマグダレナ・ドブロミラ・レッティゴヴァーといっても過言ではありません。彼女はチェコで初めてチェコ語のレシピ本を書いた人物なのです。1826年にレシピ本を出すと、瞬く間に人気となり、19世紀ベストセラー本となりました。現在でも彼女のレシピ本を持っている家庭は少なくありません。

さて、そんなマグダレナさんは60歳の時にリトミシュルで亡くなりました。そんな彼女にちなみ、リトミシュルでは毎年5月に「マグダレナ・ドブロミラ・レッティンゴヴァーの食の祭典」が開催されます。素朴で家庭的なチェコ伝統料理の基礎を築いた偉大なシェフの名前にちなんだこのグルメ・フェス。手作りのケーキやチェコ風グラーシュ、他にもシェフがその場で作る絶品ローカルグルメが楽しめます。美味しいチェコ料理や地ビールに舌鼓を打つこと間違いなし。2017年のイベントの様子はこちらから見てみてくださいね♪

コスプレもありの楽しいお祭りです
スヴィチュコヴァー選手権の審査をしています

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■オロモウツ⇔リトミシュル(車で1.5時間)

食べて、食べて、食べるプラハ

首都プラハは食も充実しています。ガイドブックに載っている場所以外にも、プラハにはたくさんの楽しみ方があります。ヴルタヴァ川岸「ナープラフカ」で毎週末開催されるファーマーズマーケットには、チェコ各地から産地直送のグルメが集結!

そして今最もオススメなのが、歴史的な街並みを散策しながら楽しむグルメツアー。 Taste of PragueEating Pragueでは、選りすぐりのレストランやカフェ7~8件を半日かけて回り、各お店の美味しいものをちょっとずつつまんでいきます。そしてただ食べるだけでなく、チェコの食の歴史なども交えながら街の見所も紹介してくれるのがこのツアーの良いところ。

ツアーは英語でのガイドになりますが、ぜひぜひ試してもらいたいプログラムです。
Taste of Pragueのツアーを体験したブロガーさんの記事はこちら↓

モダンチェコ料理が美味しいESKA

〈アクセス〉www.idos.czで検索!
■リトミシュル⇔プラハ(車で2.5時間)

バドワイザーではなくブドヴァル!チェスケー・ブディェヨヴィツェ

「本場のビール」を味わいたいなら、少し足を延ばして、チェコで人気No.2のビール「ブディェヨヴィツキー・ブドヴァル」の発祥地へ!アメリカの有名ビール「バドワイザー」も、この町にちなんで名づけられているのはちょっとした秘密。水とホップにこだわったブドヴァル醸造所見学の最後には、樽生ビールの試飲が待っています♪

数種類のビールを飲み比べ
細やかな管理が味の決め手です
こだわりの材料
ホップはペレット状ではなく乾燥タイプを使用

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■プラハ⇔チェスケー・ブディェヨヴィツェ(列車で2~2.5時間)

秘伝のレシピ・ベヘロフカはカルロヴィ・ヴァリで

さあ、楽しかったチェコ旅行も終盤、「飲泉」で疲れた体を癒しましょう。チェコ有数の「飲泉地」として世界的に有名なカルロヴィ・ヴァリですが、グルメにおいても見逃せません!クリームを挟んだ薄焼きのスパ・ワッフルはあたたかいものも冷たいものも美味。食べ歩きしてもよし、お土産として持ち帰るのもよし!

200年前からチェコで親しまれている薬草リキュール「べヘロフカ」もお土産として最適。消化促進の効能が期待できるとか。レシピはなんと2人しか知らないという秘伝の味。オリジナル、レモン、コーディアル、KV14の4種類があり、最後の2つについてはチェコ国内でしか購入できないので要チェックです!ヤン・ベヘル博物館を見学後、館内ギフトショップで購入しましょう。

ベヘロフカ博物館で飲み比べをしてみましょう

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■プラハ⇔カルロヴィ・ヴァリ(バスで2~2.5時間)

飲んで、食べて、見て楽しむチェコ共和国

いかがでしたか?チェコには食の冒険がたくさん待っています。どんどん新しいグルメに挑戦して、自分のお気に入りを作ってきてくださいね!
飲んで、食べて、見て楽しむ旅はフライヤーにもなっています。こちらからダウンロードも可能ですので、ぜひご利用ください。

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この記事を書いた人

チェコ政府観光局

チェコ政府観光局は1993年に設立され、日本を含む世界20カ国でチェコの観光情報の発信を行っています。
日本支局では、チェコを旅行される皆様がチェコの美しい景色や文化を快適に楽しめるよう、日本語のウェブサイト、SNS (Facebook, Twitter, Instagram, Line@)、ニュースレターなどを通じて実用的でフレッシュな情報をお届けしています。
ガイドブックでは得られない特別な情報をゲットして、チェコ共和国でのユニークな体験を楽しむお手伝いができれば幸いです。

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