ブルノで楽しむ「GO to FoodPark」

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みなさま、こんにちは!
昨年9月、チェコを知って頂くためのキャンペーン「#チェコ列車を目撃せよ」 を実施したのですが、覚えていらっしゃいますか?本キャンペーンで見事チェコ行きをゲットした小林和貴さんに、今年1月のチェコ旅行についてレポートをしていただくことになりました!

第一弾はチェコ第2の都市ブルノで開催された「Go To Foodpark」です。グルメな方には外せない、チェコの大阪とも言われるブルノで5年連続で開催されている国際フードフェスです。ぜひ次にチェコに行く時の参考にしてみてくださいね♪
それでは、どうぞ!

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SNSでのキャンペーン「チェコ列車を目撃せよ 」に当選し、ポーランド航空で1月半ばにチェコへ行きました。
チェコへは8年前に1度行った事がありましたが、そのときはプラハのみ。なので今回は、ブルノをメインに旅行しました。

留学・移住したらどんな感じかな?が、今回の旅のテーマでしたので、観光地を回るというよりは地元の方が行くところに行こう!という気持ちで行ってきました。

ブルノの東京ビックサイト

ブルノに滞在中、エキシビションセンターで開催された「GO to FoodPark」へ行ってきました。日本でいうところの、東京ビックサイトのような施設で、敷地内にイベント会場がいくつもあり、それぞれの会場で別々のイベントを開催できるようです。

エキシビションセンター敷地内の入り口に、チケット購入窓口がありました。英語で大丈夫かなと英語で話しかけると、私が購入した窓口の方は英語を話せない方でした。拙いチェコ語で説明し、なんとかチケットを購入。私の拙いチェコ語を頑張って聞いてくれた窓口の方に感謝です・・・。

プラハだと英語でほぼ大丈夫なのですが、ブルノは思っていた以上に英語が伝わらない印象でした。ただ、日本でも英語が伝わらない場所は多いので、当然と言えば当然かなと。

この日以外も拙いチェコ語で色々と交渉することが多かったのですが、根気よく私の言いたいことを理解しようと聞いてくれる方ばかりでした。チェコ語がわかるのかい!?と、喜んでくれた年配の男性もいました。

今はわりとどこでも英語で伝わることが多いですが、その国の言葉を少しでも覚えて使うのは大事だなと、改めて思いました。

会場内は、まさに日本の東京ビックサイトと同じ。テントで作られた屋台がずらっと並んでおり、あちらこちらから良い匂いが漂ってきます。

ちょうどお昼時だったので、まずはチェダーチーズのハンバーガーを購入。注文すると番号札を渡され、出来上がると番号を呼ばれるシステムでした。

チェコ語で番号を読み上げられていたので、87番はなんだっけ!?と辞書で調べて慌てて予習をしながら待っていたのですが、お店の方が気を使って英語で番号を読んでくれました(笑)

ハンバーガーは熱々でとても美味しかったです!日本人にも食べやすい、さっぱりとした味付けでした。

様々な国の料理がありましたが、チョコや欧州以外の料理、南米やアジア料理が人気のようでした。

果物、チーズ、ジャムなどの販売もありました。

果物は南国のフルーツが多めで「どんな味がするの?」と聞くと、試食させてもらえました。パパイヤを試食させてもらいましたが、はじめての味に驚きの方が大きかったです。

チーズやジャムは、ビオ・オーガニック食品が人気のよう。蜂蜜をお土産に購入しましたが、とても美味しかったです!

「臭い食べ物」で大盛り上がり!?

会場奥にはステージが設置されており、レシピ本の作者が登壇してトークをしたり、色々な催しが行われていました。

中でも盛り上がっていたのが「臭い食べ物」を紹介し、その場で食べるパフォーマンス。まずはドリアンがステージに運ばれてきましたが、臭い!後ろ目の席に座っていたのですが、汚れた動物のような臭いが漂ってきました。ただ、味は美味しいようで、何人かのお客さんが試食していました。私は勇気が出ず、試食には参加しませんでした・・・。

ドリアンより強烈だったのがシュールストレミング。「世界一臭い食べ物」と評されるスウェーデンの塩漬けのニシンの缶詰です。缶を開けるときも注意が必要なようで、バケツに水を入れて、その中で開けていました。ステージ上で男性が恐る恐る缶を開けるのですが、開けた瞬間から会場内に異臭が漂い始めました。最後に空になった缶をスタッフが客席に持って回ったのですが、空き缶ですら、強烈な臭さでした。

臭い食べ物が出揃いましたところで、ステージにいる男性が、それを一気に食べるパフォーマンスを始めました。

司会の女性に横で応援されながら、一気にシュールストレミングとドリアンを食べていきます。客席からも声援が送られ、会場全体に一体感を生まれていました。

日本のテレビ番組でも「臭い食べ物」を紹介し罰ゲームで食べたりしますが、「臭いもの」で盛り上がるのはチェコも同じなんだなと、そこに驚きました。

ちなみに、シュールストレミングの美味しい食べ方は、少量をチーズなどと一緒にパンに挟んでだそうで、大きな切り身のまま単体で食べることはスウェーデンでもしないそうです。

家族連れが多数

会場内は家族で来ている方が大多数でした。家族で来ている方も、小さな子どもがいる家族だけではなく、年配のご夫婦、成人しているであろう娘と来ている母親など、色々な家族がいらっしゃいました。好きなものをお互い買って食べたり、ゆったりワインとビールを楽しんだり、ステージの催しを楽しんだり、思い思いの時間を過ごしていました。


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この記事を書いた人

小林和貴

「プラハはおもちゃ箱をひっくり返したような街」と漫画で読み、それからチェコに興味を持つようになりました。2019年からチェコ語を勉強中。サマースクールでチェコに行くのが目標です。
普段はイベントや映像関係の仕事をしてます。チェコ映画も大好きです。