こんな旅はいかが?アルフォンス・ムハの足跡をたどる旅

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目的を持って旅をすると、楽しさは倍増しますよね。日本でも大人気、アール・ヌーヴォーの巨匠アルフォンス・ムハ(ミュシャ)の足跡を辿る旅、というのはいかがですか?チェコ各地のムハゆかりの地を回りながら、観光もグルメも楽しんでしまえば一石二鳥!今日は、みなさんに是非注目していただきたい「旬な」旅行モデルコースを紹介していきますよ♪

見所たっぷりの南モラヴィア地方

聖なる丘から見るミクロフの街並み

旅のスタートはオーストリアとの国境沿いに位置する小さな街、ミクロフ。青年ムハはここで装飾芸術や肖像画をフリーランスで描いて生活をしました。ムハが暮らしていた家は現在「Tanzberg(タンズベルグ)」というレストランに生まれ変わっていて、その外壁にはムハの銅像が掲げられています。

ワインの名産地として有名なミクロフの見どころは、ミクロフ城やお城の地下の巨大木製ワイン樽、ディートリッヒシュタイン家のお墓など。街中のレストランで美味しいチェコ料理とワインを思う存分堪能した後は、「聖なる丘」を登りましょう。頂上からは街全体、さらには国境を越えてオーストリアまで見渡せますよ!毎年8月下旬~9月上旬に行われるぶどう収穫祭では衣装を着た地元民のパレードやフォークロア音楽コンサートなど、南モラヴィア地方の伝統をたっぷり味わえます。

街の中心部にあるミクロフ城
ミクロフ城地下の巨大な木製ワイン樽。なんとワインボトル13万本のワインを貯蔵できる大きさ。

そしてせっかくミクロフに来たのなら、是非立ち寄っていただきたいのがレドニツェ=ヴァルチツェ地区。面積283.09 kmに広がる建築群と景観はUNESCO世界遺産に登録されています。

リヒテンシュタイン家の夏の離宮として使われていたレドニツェ城は実はチェコでは2番目に観光客が訪れる人気のお城(もちろん一番人気はプラハ城)。ネオゴシックの傑作と言われるお城は、外観だけでなく是非中の見学も!

レドニツェ城外観。手入れが行き届いた庭園もとてもフォトジェニック
内部の見学は見学ツアーにて。当時の最先端の技術を取り入れたこだわりの内装をご覧ください。

通常の居城として使用されていたヴァルチツェ城地下の国立ワイナリーセンターでは、年に1度開催のチェコワインコンペティションで厳選された100種類のワインをテイスティングできます。モラヴィア地方出身のムハも、きっとモラヴィア・ワインを好んだことでしょう。

バロック様式のヴァルチツェ城。こちらも中の見学が可能です。
地下の国立ワイナリーセンター。お好みの試飲プランでチェコワインをご堪能ください。

〈アクセス〉www.idos.czで検索!
■ウィーン⇔ミクロフ(電車で1時間45分、車で1時間半)
■ミクロフ⇔レドニツェ=ヴァルチツェ地区(バスで1時間)

チェコ第2の都市、ブルノ

南モラヴィアの州都でもあるこの都市が、南モラヴィア観光の拠点としておすすめです。

少年ムハはブルノの聖ペトロパウロ大聖堂の少年聖歌隊員に加入し、ここで後にチェコを代表する作曲家となるヤナーチェクにも出会っています。
少し余談ですが、チェコを代表する音楽家の一人ヤナーチェクは人生の大半をここブルノで過ごし、晩年の代表作のプレミア上演をマーヘン劇場で行いました。ブルノはムハ以外にも芸術家とのつながりが強い都市なのです。

さて、そんなブルノですが、近年は美食の街としても人気上昇中。例年チェコ全国のNo.1カフェとNo.1バーともにブルノから選出されています。ブルノの美味しいレストランやカフェ・バーを探すならブルノ市公式のGourmet Brnoをチェックしてみてくださいね。

また、ブルノからすぐ近くにはムハが生まれ育った小さな村、イヴァンチッツェがあります。その生家は現在、記念館/カフェになっているので、ムハファンの方は是非訪れてみてくださいね。

〈アクセス〉www.idos.czで検索!
■レドニツェ=ヴァルチツェ地区⇔ブルノ(電車または車で1時間)
■ブルノ⇔イヴァンチツェ(バスで40分)

言わずと知れた首都プラハ

プラハの市民会館。市長の間の内装はアルフォンス・ムハによるもの。

「待ってました!」という人も多いはず、言わずと知れたチェコの首都プラハ。プラハの街中にはムハの手掛けた作品がたくさんあります。有名なものは、プラハ城・聖ヴィート大聖堂内のステンドグラスや、市民会館の「市長の間」の壁画や天井画。どちらも見学が可能ですので、ご興味のある方はウェブサイトをチェックしてみてください♪

ムハの作品を楽しんでいると、すっかり夜になってしまいましたね。音楽の都プラハの夜の醍醐味はオペラやコンサートの鑑賞。国立劇場をはじめとした街中の数々の劇場で芸術の夜に浸ってみていかがですか?国立劇場は約10か月先のプログラムまで出ているので、オンラインで早めに予約することも可能です。

〈アクセス〉www.idos.czで検索!
■ブルノ⇔プラハ(列車で2時間半)

傑作「スラブ叙事詩」が描かれたズビロフ城

大自然に囲まれたズビロフ城はゆったり滞在できる古城ホテルになっています

ムハ晩年の超大作「スラヴ叙事詩」を描き上げるには巨大なスペースが必要でした。そこでムハがアトリエとして選んで20年間滞在したのがズビロフ城。緑に囲まれた美しい城は、現在5つ星の古城ホテルとして観光客の人気を集めています。城内ツアーでは貴重な原画や、ムハが設立したフリーメーソンの集会場、スラブ叙事詩が描かれた大きなアトリエなどを見ることができます。

スラブ叙事詩を描き上げたアトリエ

〈アクセス〉
■プラハ⇔ズビロフ(車で1時間半)

ビールの町プルゼニュにもムハは滞在

プルゼニュの町とマリオネットには深い関わりがあります

ムハは何度もプルゼニュを訪れていて、ここにフリーメーソンの集会場を設立しています。チェコNo.1のビール銘柄・ピルスナー・ウルケルの美味しさに惹かれていたのかもしれませんね。

ピルスナー・ウルケル醸造所では工場見学が可能、見学の最後に訪れるセラーで樽から直接注がれる無濾過のビールは格別です。醸造所に長く勤務するビアマスターから美味しい注ぎ方の講座を受けることもできます。

ビールをたっぷり楽しんだ後は、チェコの誇る芸術にも触れてみましょう。実はプルゼニュはヨゼフ・スクパやイジー・トルンカなど有名な人形劇作家を輩出した町。2016年にUNESCO無形文化遺産に登録されましたチェコの人形劇の歴史を学びにマリオネット博物館も是非見学してみてくださいね。

〈アクセス〉
■ズビロフ⇔プルゼニュ(車で1時間)

アルフォンス・ムハの足跡を辿る旅

いかがでしたか?ムハの面影はチェコの至るところに残っています。ムハの足跡を追う旅、是非お楽しみくださいね!
アルフォンス・ムハの足跡を辿る旅はフライヤーにもなっています。こちらからダウンロードも可能ですので、ぜひご利用ください。

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Bio

チェコ政府観光局

チェコ政府観光局は1993年に設立され、日本を含む世界20カ国でチェコの観光情報の発信を行っています。
日本支局では、チェコを旅行される皆様がチェコの美しい景色や文化を快適に楽しめるよう、日本語のウェブサイト、SNS (Facebook, Twitter, Line@)、ニュースレターなどを通じて実用的でフレッシュな情報をお届けしています。また、5月の関空旅博や9月のツーリズムEXPOジャパンなど全国で開催される旅行イベントに参加して、直接皆様とお会いできる機会も設けております。
ガイドブックでは得られない特別な情報をゲットして、チェコ共和国でのユニークな体験を楽しむお手伝いができれば幸いです。

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