ベヘロフカ 200年の歴史を持つチェコの薬草リキュール
チェコの薬草リキュール「ベヘロフカ」とは?
チェコからのお土産としてとても人気があるので、チェコに行ったことがある方は見たことがあるかもしれませんね。1807年にヨゼフ・ベヘルによって作られたベヘロフカは、チェコの定番の蒸留酒です。
そんな人気のベヘロフカは、100%自然原料で化学保存料・人工着色料など使っていません。そのレシピは秘伝のもので、現在もたった2人しかその成分を知りません!味はと言うと、一口目は甘く、少ししてから薬草の香りが鼻に抜け、後味はすっきりとしていて飲みやすいので、飲みすぎに注意です。ベヘロフカは、ディジェスティフ(食後酒)として飲まれることが多いです。 氷を入れて飲む人もいれば、ストレートで飲む人もいます。ストレートで飲む方が香りがより強く感じられます。
現在、世界40か国以上に輸出されており、日本でも購入可能です。
オリジナルの他、ベヘロフカ・レモント(Becherovka Lemond)という、シトラスの風味と香りが楽しめるさっぱりしたタイプもあります。オリジナルの薬草の香りが苦手、という方には甘くて爽やかなレモントがオススメです!こちらは残念ながらまだ日本では手に入りませんので、是非チェコに旅行に行った際に味わってみてくださいね。
おすすめの飲み方とレシピを紹介!
ベヘロフカの適温は-4℃から-6℃と言われています。夏は冷凍庫でキンキンに冷やして、すっきりとした味わいと薬草と香辛料の香りを味わいましょう。アルコール度数が高いので、冷凍庫に入れても凍らないのでご安心を。カットしたレモンやオレンジを添えてもいいですね。
BETON(ベトン)
「BETON(ベトン)」はBecherovka(ベヘロフカ)とトニックのカクテルです。ご飯と一緒に飲んでも、お風呂上りにキュっと一杯飲むのも良いかもしれませんね。
<材料>
- ベヘロフカ 40ml
- トニックウォーター お好みの量
- 氷
- (飾り用)スライスしたオレンジまたはカットしたレモン
<作り方>
- グラスいっぱいに氷を入れます。
- ベヘロフカを40ml注ぎます。
- グラス残りいっぱいにトニックを注ぎます。
- レモンやオレンジで飾りつけをしたら完成。
また、冬はホットワインのようにホットベヘロフカにして屋台で売られていることがあります。やはり、アルコールが一番体を温めてくれるんですね。
ホットベヘロフカ
<材料>
- ベヘロフカ 40ml
- お湯 150ml
- カットレモン 1片
- ハチミツ ティースプーン1杯
<作り方>
マグカップにベヘロフカとお湯、ハチミツを入れて混ぜ、レモンを添えれば完成!
ヤン・ベヘル博物館に行ってベヘロフカをもっと知ろう!
もっとベヘロフカについて知りたい!という方は、ベヘロフカ発祥の地、そしてチェコ最大級のスパタウン カルロヴィ・ヴァリ(Karlovy Vary)のヤン・ベヘル博物館へ。温泉水とともにベヘロフカも是非味わってくださいね。
<ヤン・ベヘル博物館>
- 開館時間:火-日9:00 – 17:00
- 入場料:大人 150 CZK、学生・障害のある方90 CZK、18歳未満 50CZK、家族パッケージ(2+2)
- 300 CZK、パッケージツアー(博物館+工場)600 CZK(工場は18歳未満入場不可)
チェコ語ミニレッスン ~レストランでベヘロフカをオーダーしよう!~
日本語:「ベトン/ベヘロフカを1杯ください。」
チェコ語:Jednou beton/becherovku, prosím. (イェドノウ ベトン/ベヘロフク プロスィーム)