人との出会いで輝いた私のチェコ旅【リレーブログ⑩】

  • ブックマーク

こんにちは!

チェコ親善アンバサダーのYoAです。

なんと、アンバサダー達のリレーブログ、ついに私でラストになります!

これまでの経験を元に、より多くの人々にチェコを訪れて楽しんでほしいというアンバサダー達の熱意あるバトンを受け取り、私からもチェコの魅力を共有させて頂きたいと思います!

初めに

私が初めてチェコを訪れたのは2017年の11月で、当時はまだ学生でした。

念願のチェコ旅でしたが、ウィーンも回るフリープランで、プラハに滞在したのは2日程でした。たった2日の間に、プラハの街並みや雰囲気、こじんまりとした城下町、シュールで存在感あるモニュメントたちに魅了され、2019年に再びチェコを訪れました。

その後、チェコでの体験をもとにチェコ親善アンバサダーとして、記事を書かせていただいたり、イベントに登壇させていただいたりしつつ、自身のSNS等を通じてチェコの魅力を発信しています!

自己紹介

これまでもチェコでの体験やおすすめスポットについては過去の記事やブログでたくさん紹介させていただいているので、今回は、「チェコでの出会い」についてシェアしていこうと思います。

リレーブログの最後にふさわしい内容かはおいといて(笑)、旅行中の体験をより意味深いものにするのは、食事やアクティビティだけではないと考える私から読んでくれている皆さんに、今までの旅行とは少しだけ違う、ガイドブックを頼っても体験できない、新鮮な体験をするヒントをお伝えできれば良いな、と思います。

お茶目なバリスタ
プラハ6区と7区ならまかせて!と言ってくれる優しいチェコ人バリスタ。実は6区の宿泊先のホスト。

出会いから始まるチェコでの「リアル」な経験

ホテルの滞在も良いけど、現地に住む人の家にお泊りしてみませんか?

旅行が初めて、の人には「いきなり難易度高くない⁉」と思えるかもしれません!

でも、現地住民のお家に滞在する民泊は、ホテルやガイドブックからは得られない情報やエピソードを、いつだって生の声で聴くことが出来るんです。

民泊

民泊サービスを通じて滞在したお家で出迎えてくれたのは、結婚してからずっとプラハで暮らすセルビア人女性。彼女からは、ガイドブックに載っていない、お土産に最適なお買い得なお菓子や、「あの」有名な大聖堂の内装の裏話、プラハでの暮らしについて多くのことを教わりました。特に買い物の情報については、チェコ語が乏しく、定番のお土産よりも日本では絶対に買うことができないお土産を好む私にとってはとても貴重でありがたい情報でした(笑)。

また、日本語のガイドブックには絶対に載っていない(多分)、現地民もしくは現地に居合わせた人だけが知るお祭りや、ミル広場の記念コンサート、そしてプライベートツアーに誘ってくれたのも、このホストでした。

グロッタ

プラハで最も美しい公園の1つと言われるこの公園は、プラハではかなり有名な場所だそうですが、外国人観光客はほとんどそれを知らず、いつ来ても美しくて静かな、現地民に愛される公園だそうです(ガイドブックでも紹介されない、まさに知る人ぞ知る)。

この公園のプライベートツアーに誘ってもらい、都会の街並みに不釣り合いなほど広がるワインの為のブドウ畑や、現地学生が研修でよく利用している歴史ある建造物(ヴィラ)を訪れ、結婚式、家族連れの散歩に遭遇し、観光地としてのプラハではなく、「日常」がただ進んでいる新鮮なプラハを体験することが出来ました。

もちろん、ホテル滞在の方が何かと便利なこともあります。でも現地に住む人の生活に少しだけお邪魔すると、ガイドブックには載っていないようなリアルな体験をするチャンスが広がります。それだけでなく、「そんな生き方もあるんか!」「プラハ移住の理由それ!?」みたいな、普通に旅行するだけでは絶対に知ることのない他人の生き方に感動する瞬間もあったりなかったり。

そんな感じで、人と関わることで得られる経験は、他の誰もが体験できることではないことが多いです。民泊サービスを利用する必要性は人それぞれですが、ちょっとでも普段の旅行とは違う体験をしてみたい人にはおすすめです。

ほとんど無計画だった3ヶ月を輝かせてくれた人々

私は2019年のチェコ滞在の3ヶ月間、ホテルに滞在したことは無く(ホステルはあります)、ほぼ、誰かとの出会いだけで旅を楽しんでいました。

ここからは、チェコで出会えた人、知らなかったチェコなどを簡単に紹介していきます!
私が、「そんな生き方もあるのか!」と感動したように、「そうやってチェコを楽しむこともできるのか!」と人生のヒントならぬ、旅のヒントを拾ってもらえると何よりです(^^)!

・フラットシェアで出会った庭園と城が好きな賢すぎるティーマスター(仮)

プルーホニツェ城

過去の記事で何度か登場している美しく広大なプルーホニツェ城の公園も、彼と出会わなければ知ることも行くこともなかったかもしれません。

彼はWorkaway(過去の記事をご覧ください)を通して滞在したプラハ6区のフラットで出会ったアメリカ人で、チェコの庭園とお城、歴史と古本、お茶に魅了されて半移住をしていました。

教えてもらい連れて行ってもらったプルーホニツェ城は何度でも話したくなるくらい(実際、過去の記事への登場率高め)、お気に入りのスポットです。

お茶が大好きな彼は、公園に生えているラベンダーを「お茶にする」と言って勝手に摘んでいました(多分ダメ)。

チャイオブナ

こちらはプラハ2区にあるティールーム。2度ほど訪れましたが、中は紅茶専門店。と思いきや地下にまだまだお店があり、カフェ、鉱石展示室(チェコは鉱石発掘でも有名です)、鉱石販売所、本屋、などチェコの魅力をぎゅっと詰め込んだ魅力たっぷりの夢の国でした。

彼を始め、チェコで出会った人たちのほとんどがここを知っていて(民泊でお世話になったセルビア人ホストも教えてくれた)、みんな勧めてくれました。でもやっぱり観光客にはマイナースポット。ガイドブックに載らないチェコのディープで詳細な文化を知るには十分すぎる素敵なお店を知ることが出来ました。

▼Workawayについて

チェコで暮らすように旅をする!

・長期滞在者向け!かけがえのない友人に出会う

サマースクール

私がこれまでの書かせていただいた記事を読んでくださった方はご存知かもしれませんが、3か月のチェコ滞在のうち、最初の1か月はオロモウツのサマースクールに参加しておりました。サマースクールはチェコについて言語や文化、歴史を学びたい人たちの為に開校されており、毎年7月半ばに始まります。

※サマースクールの概要については下記リンクよりチェックしてみてください☆

チェコでチェコ語を学ぶ!V Olomouci!

サマースクールに参加したことで今でも近況を報告しあう仲の友人ができました。

彼女たちのおかげで、行く予定ではなかった地域や周辺諸国を訪れることができ、無計画な旅だったとはいえ、かなり濃くてかけがえのない3ヶ月を過ごすことが出来ました。

国境

チェスキーチェシーンのチェコとポーランドの国境線。彼女たちに出会わなければ国境をこんな風に跨ぐことも、言語と文化が混在するチェスキーチェシーンを訪れることもなかったと思います。

そして彼女たちは、チェコについて、チェコと周辺諸国の関係について本当に詳しくて、話していると勉強になることが多く、また、困ったときには本当に頼りになってくれて、一緒にいてくれるだけでもありがたくて、無計画の3ヶ月をずっと輝かせてくれた、とても貴重で大切な出会いでした。

終わりに

長々と大変申し訳ないです。本当に大切な出会いをたった3ヶ月でいくつもしてきたので、語りきれずつい長文に、、、(笑)。とはいえ、いかがでしたでしょうか?人と出会いながら旅をするのは少しハードルが高く思えるかもしれませんが、宿泊施設や滞在目的を工夫すると、新たな出会いと経験をすることができます。チェコ人はもちろん、チェコにいる人はチェコのことを本当に大切に思っているので、同じチェコを好きな人、チェコを知りたい人にはなんでも教えてくれるような印象がずっとあります。

少し変わった経験をしてみたい!ディープなチェコを知りたい!という方は、是非、挑戦してみてください!

シャンディさんからの質問バトン!

▷「チェコでできるおすすめの体験は何ですか?」

サマースクール!

私にはこれしかないです!(笑)本当に最高のチェコ旅になりました!チェコ語を勉強して、実際に使ってチェコにいる人とコミュニケーションを取ることができて、参加して本当に良かったです。学校に通うわけですので英語かチェコ語の能力を問われるため、誰しもが行けるものではないかもしれませんが、チェコ語や文化、歴史について旅行しながら学びたい方には是非挑戦してほしいです!

そして、チェコ親善アンバサダーのリレーブログ、私で最後です。読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。アンバサダーそれぞれがいろんな視点からチェコを見て、体験して、チェコをどんどん好きになっていく様を見てもらいました。経験したことも感じたことも、みんなバラバラですが、願いは一つ!皆様の未来のチェコ旅が心から楽しいものになるよう祈っています!

  • ブックマーク

この記事を書いた人

YoA

シュルレアリスト、シュヴァンクマイエルの「アリスを探して」をきっかけにチェコ共和国の文化、歴史、言語に興味を持ち始め、学生時代に初めてチェコを訪れる。以来、大のチェコ好きに。1番のお気に入りはプラハのNovy Svet。普段はただの社会人。サマースクールをきっかけに2019年夏に再び渡航(帰国済み)。いつかチェコに移住することを夢見て人生奮闘中。