チェコで暮らすように旅をする!

  • ブックマーク

Dobry den!こんにちは。よみ改めYoAです。
2020年、あけましておめでとうございます。本年も引き続きチェコ親善アンバサダーとしてチェコの魅力を発信していきますので宜しくお願いします!

突然ですが皆さん、「チャイオブナ」をご存知ですか?
プラハに限らず、チェコにいるとよく見かけるのでご存知の方もいるかと思いますが、チャイオブナはチェコ語でティールームを指します。ビールやワインと並んで人気なコーヒーに比べ、紅茶の文化はさほど盛んではないイメージがありますが、実はカフェ(カヴァルナ)と同じくらいこのティールーム(チャイオブナ)はプラハにたくさんあるのです!

私自身、チェコに来て初めてこんなに紅茶文化が盛んなのを知りました、、、笑

そんなプラハのとあるチャイオブナで、少しの間お仕事をしました!
なかなか出来ない体験でしたし、旅行するよりももっとリアルなチェコの生活を知ることが出来たので、新年最初のブログでシェアしたいと思います(*’▽’)!

Workawayを使ってプラハで暮らす!

今回、私はプラハ6区にリニューアルオープン予定だったチャイオブナで仕事をしました(オープン済み)。その仕事はWorkawayというネットサービスを利用してホストを見つけ応募しました!このサービスは働き手が必要な世界中のホストを紹介していて、ホストは働き手に住まいや食事を給料の代わりに与えます(ホストによっては住居だけ、もしくは有給もあります)。大体のホストが1週間から働ける人を探しています。実質タダで滞在場所を確保でき、仕事内容も単純で簡単である事が多く、きちんと休日もあり拘束時間も短い為、1つの旅の形として人気になりつつあります!今回私はホストからは滞在場所(ホストの自宅)を提供していただきました!現地に住んでいる人の家にお邪魔して、仕事もして、休日はチェコを旅する、、、「暮らすように旅をしたい」と考える人にとてもいいと思います(*’▽’)!

チャイオブナでのお仕事

お仕事といっても無給なので実質ボランティアのようでした。私が実際にしたお仕事は以下の通り↓

  • ・壁のペンキ塗り
  • ・清掃
  • ・備品整理
  • ・備品清掃

え、サーバーじゃないの?と思われた方もいるかと思いますが、基本的に無給かつ未経験なWorkawayer(Workawayにおける働き手)が多いため、募集している仕事内容はこんな感じです(*^^*)。

このような壁の塗装が剥がれてしまった箇所を塗っていく作業、、、。ムラが出来ないように丁寧に丁寧に塗りましたがどうしてもムラが、、、( ;∀;)。

中華風の缶の中にはオーナーこだわりのブレンドティーの茶葉たちが、、、!(*’▽’) キッチンは紅茶の香りでいっぱいです!

お仕事の開始時間は日によってバラバラで、大体1日5時間くらいでした。朝からお仕事の日は15時くらいにはフリーになるので友人とご飯にいったりプラハの街を散策したりしました。逆にお仕事がお昼過ぎの時は近場のカフェに行ってみたり、スーパーに行ったり、ホストが紅茶をいれてくれたりと、まったりと過ごしました。

お休みの日はチェコを満喫!

週に3~4日のお仕事だったので、休日は遠出ができます。ある時は同じくチェコ親善アンバサダーの方とチェスキークルムロフに行き、またある時はフラットメイトとプルホニツェ城に行きましたよ(*^^*) チェコは交通費が安いので気軽に遠出が出来るのも良いところですよね。

↑こちらはプラハ校外にあるプルホニツェ城です。広大な庭の中にたたずむこのお城は中世の雰囲気溢れるお城で、その外観だけでなく場内のカフェや庭園の花々も楽しむことが出来ます。6区からは電車とバスを乗り継いで約1時間ほどです。

プラハに住む人たちと交流する

プラハ6区はプラハ城の裏側にある住宅地一帯で、宿泊施設も少ないため観光客が全然いない静かな区です(*^^*) そんな静かな場所に店を構えるチャイオブナは、オーナーの「心を開けば世界は繋がる」というモットーから生まれました。実はリノベーション中も、チャイオブナとして営業はしていないものの、過去の常連客やオーナーの友人知人が集まりパーティーが開かれていました。なのでお仕事をしながらも、世界中から集まるゲストたちと交流する機会があり、そのほとんどがプラハに住む人たちなので様々な場所やアクティビティをお勧めしてもらいました(*’▽’) オーナーの友人にはアーティストの方もいて、お店の中には至る所に作品が展示されています。

オーナーの自宅にお邪魔していたのですが、私だけでなく他にもオーナーの自宅の部屋を借りているフラットメイトが2人いました。フラットメイトに前述のプルホニツェ城を案内してもらったり、プラハに住む外国人が集うパーティーに参加したり、彼らと関わることでプラハのディープな部分や知らなかった部分を知ることが出来ました。そしてフラットメイトたちも紅茶が大好きで、暇さえあれば紅茶をごちそうしてくれました。

この時はヨークシャーのブラックティーにミルクを入れたもの。

 

紅茶をただ飲むだけでなく、その時に会話をすることも大切にしていて、お互いの人生観や過去のこと、仕事のこと、悩みなど本当にたくさん話しました。なぜオーナーを始めとした「外国人」がプラハに集まるのか、プラハの魅力など、様々なバックグラウンドを持つ人たちと意見を交えることができました。全員に共通するのは、プラハがどうしようもなく好き、ということですね(*^^*)!!

「心を開けば世界は繋がる」というモットーを持つオーナーのもとで、その言葉を体感しました、、、。「心を開く」って簡単に聞こえますが意外と難しくて、でも彼らと関わっているうちに、相手に受け入れられたいと思うならまずは自ら動く必要があると思うようになり、そう思っていたら次第に自然に、あ、こういうことか、とわかってきました。

終わりに

今回はWorkawayというサービスを使って「暮らすように旅するプラハ」を紹介しました。Workawayは日本でもできますし、世界中で利用できます。現地の人に寄り添いながら好きな事ができるって素敵ですよね、、、。私はプラハのチャイオブナの他にオロモウツでもホステルでWorkawayをしました。その時もたくさんの人に出会い、経験や気持ちを共有し、ただ観光するチェコではないチェコを体験しました。多くの学びもありましたし、自分自身が内面的に成長したと思います(*^^*)。たまたま今回はWorkawayを利用したのでWorkawayを紹介しましたが、他にも世界を旅するサポートサービスはたくさんあると思います。もっと自由に、知らないチェコを知りたい!というそこのあなた!是非、暮らすように旅をしてみませんか??

↑オーナーの奥さんのお気に入りブレンド

  • ブックマーク

この記事を書いた人

YoA

シュルレアリスト、シュヴァンクマイエルの「アリスを探して」をきっかけにチェコ共和国の文化、歴史、言語に興味を持ち始め、学生時代に初めてチェコを訪れる。以来、大のチェコ好きに。1番のお気に入りはプラハのNovy Svet。普段はただの社会人。サマースクールをきっかけに2019年夏に再び渡航(帰国済み)。いつかチェコに移住することを夢見て人生奮闘中。