ムニェルニーク(Mělník)

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川とワインが出逢う場所、ムニェルニーク

ムニェルニークはチェコの2大河川、ヴルタヴァとラベが合流する地点にある町です。これだけでも非常に興味深いですが、この町はさらにワインの町でもあるのです。ムニェルニークの町を1日観光したあと、ワインを片手に一息つくのはいかがでしょうか。

最初の話に戻りましょう。どのようにしてムニェルニークはできたのでしょうか。この町 – ワインの町としてだけでなく – にはどんなストーリーがあるのでしょうか。

この地方に関する最初の言及は9世紀に遡り、10世紀末にはすでにこの地のワイン作りに関しても知られていました。その昔―最初のプシェミスロヴェツ家の統治の時代、聖ルドミラが最初の葡萄畑を作ったとき―からこの地では輝く太陽の下、葡萄がよく育ちました。葡萄の管理は聖ルドミラの孫で、チェコの地だけでなくワイン生産者のパトロンともなった、聖ヴァーツラフにも受け継がれました。そしてさらにワイン作りを発展させた有名な統治者はボヘミア王・神聖ローマ皇帝カレル4世です。彼がムニェルニークにフランス産のグレードの高い品種を持ってこさせ、ムニェルニークのワイン作りを一歩前進させたのでした。

ムニェルニーク 川の合流点
ムニェルニーク通り

その後17世紀の戦争のせいでムニェルニークの発展は中断し、支えはローカルな農業活動のみとなりました。そのような状況の中でも町は独自の雰囲気と興味深い歴史を維持していました。そのことは町自体はもちろん、ムニェルニーク城が表しています。城は複雑な建て替えをくぐり抜け、現在では唯一無二の存在となっています。現在ではロブコヴィッツ家の所有となり、その美しい城内のインテリアとワインセラーが有名です。

ムニェルニーク城
ムニェルニーク センペトロ・パウロの教会

葡萄栽培についてはムニェルニーク地方博物館で詳しく知ることができます。この博物館はチェコの中でも最も古い博物館の一つで、1888年につくられました。常設展ではこの地の歴史と自然について知ることができ、非常に珍しく興味深いのは古いベビーカーの展示です。また、変わった体験ができるのは、ホジーンの閘門です。ムニェルニーク-ヴラニャニ運河に位置しており、1905年から使われています。

ムニェルニークの訪問を楽しみつくすためには、ムニェルニーク納骨堂を忘れてはいけません。聖ペトル・聖パヴェル教会の地下には15000人分もの人骨があります。命の儚さ、生命とは、といった考えにとりつかれそうですが、怖がらなくて大丈夫です。骨や頭蓋骨は碇、十字、ハートといった信仰、希望、愛を示すパターンとして並べられています。

ムニェルニーク ホリン

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