聖ミクラーシュ教会(St. Nicholas Church)
プラハで最も有名なバロック建築のこの教会は、アルプス以北で最も価値あるバロック建築のひとつです。ドームは20mの直径を有し、天井内部の高さは49m余り、建築内部の高さとしてはプラハ最大です。内装は格調高いバロックのお手本と言えます。教会では18世紀製作のパイプオルガン・コンサートが年間を通して開催されています。

プラハ城と同じく、聖ミクラーシュ教会の緑のドームはプラハの風景ならではのものです。かつてプラハで特に素晴らしいこの地区の権限を持っていたのがイエズス会でした。修道士たちはボヘミアの地に壮大な教会を建設する願いを叶えるため、バロック建築の巨匠、クリシュトフ・ディーンツェンホファーを雇い入れます。彼の死後、息子キリアン・イグナツがその仕事が引き継ぎ、アーチ天井や教会の最も魅力的な部分、すなわち巨大なドームを設計しました。その後マラーストラナ(小地区)で最も高い建築物のひとつである鐘楼が教会に付設され、アルプス以北でも比類ない建築物の一部となりました。

この教会の印象的な内装は多数の装飾にあります。ヨーロッパ最大級の天井フレスコ画には豪華な彫刻作品が彩りを添え、光と影の繊細なコントラストが教会身廊に独特な印象を与えます。またヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが奏でた巨大なパイプオルガンも見ることもできます。

壮大な天井フレスコ画と身廊を見渡せる展望ギャラリーへ上がるのもお忘れなく。またマラーストラナ(小地区)の屋根並みからカレル橋の塔を見渡せる鐘楼にも登ることができます。
営業時間
- 11月から1月まで : 毎日 09:00 – 16:00
- 2月:月、火、水、木 : 09:00 – 16:00 / 金、土、日 : 09:00 – 17:00
- 3月から10月まで : 毎日 09:00 – 17:00
- 入場は閉館15分前まで
プラハ市観光局リンク : https://www.prague.eu/ja/object/places/166/kostel-sv-mikulase