世界初のガラス爪やすり ~ 衛生的で半永久的に使用できるチェコの逸品

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今回は長年チェコの素敵な製品を輸入されているP&Mチェコさんに、ロングセラー商品・ガラスの爪やすりについてご寄稿いただきました。

チェコが誇るボヘミアガラス製造と技術

ボヘミアガラスは9世紀ごろのモラヴィア帝国のガラスビーズや指輪から始まり、その後ガラス技術の向上により、ステンドガラスの製作が盛んな時期を迎えます。さらにルネッサンスの影響を受け、18世紀から19世紀にかけてダイヤモンドカットやモーゼルグラスといったすばらしい色ガラスやパターンが続々と誕生し、カット技術の到達点といわれる「500PKカット」が完成しました。
繊細なレース模様を特徴とした神秘的な輝きと技法は、チェコの職人たちの気質に守られ、今も息づいています。

ガラス製造に携わるブラジェク社

ブラジェク家は8代にわたりボヘミアガラス製造に携わってきた名門で、1933年に設立されました。長年世界中に伝統的なデコレーションガラス、食器、トロフィー(大相撲では優勝力士にチェコのクリスタルトロフィーが授与されます)、ガラス製爪やすりを生産、輸出しています。ガラスの製造工程の中で職人の一人によって偶然に生み出されたのがガラス爪やすりでした。

ガラス爪やすりの特徴

ブラジェク社は1997年世界で初めてガラス爪やすりを製造しました。
ガラス製の爪やすりは普通より硬化されたハードガラスでできていて、湿気や熱にも強く、水洗いもでき、一般ユーザーだけでなくサロンや化粧品会社でも使用されるようになりました。
輸入した当初、日本人はガラス爪やすりに対して、ガラスに爪を立てる嫌な音と、ガラス=割れて危ないというイメージがあったようですが、使ってみると爪へのあたりもよく、ガラス特有の音もなくスムースに削ることができるので驚いていたようです。

バラエティのあるガラス爪やすり

最近では かかとの角質にも使用できるものや抗菌作用のあるもの、手の力の弱い方が簡単に使える弓形のやすり、さらにはやすりとポリッシュが1本になったやすりなど色々なサイズや用途が増えています。またブラジェク社ではオリジナル製作にも力を入れていて、会社のロゴを入れて ノベルティにしたりオリジナルデザインをいれることもできます。
この画期的なガラス製の爪やすりは、爪に気を遣う方のみならず爪の弱い方や、巻き爪でお困りの方にもお勧めしています。

特許取得済みで安心の品質

実はチェコでも多くのコピーされたガラス爪やすりが販売されていますが、ブラジェクのガラス爪やすりは、多くの国で特許を取得しています。EU諸国の機関で検査された製品であり国際的にも認められた会社で製造されており、安心してご使用いただけます。正規商品にはブラジェク社のPATシールが貼付されています。


プロフィール:

 

 

 

 

ピーアンドエムチェコ(有)
私たちは、チェコ共和国で作られる品質にこだわった良いものを日本へ輸入しています。
会社設立当初、日本にはまだチェコの製品は殆どありませんでした。
チェコ人は黄金の手を持つ民族と言われるように、チェコにはとても素敵な物に溢れていました。それをぜひ日本に紹介したいと思い、チェコ製品に特化した会社を設立しました。

HP:https://www.pm-czech.co.jp
オンラインショップ:https://www.hezky-den.com

 

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この記事を書いた人

駐日チェコ共和国大使館

駐日チェコ共和国大使館は、日本においてチェコ共和国を代表する機関として位置付けられています。
ビザ取得手続きや証明書認証をサポートする領事部、日本とチェコの政治情報を扱う政務部、経済・ビジネス面での両国間の発展を手助けする経済・商務部、文化活動を推進する文化部などがひとつのチームとして、チェコと日本の架け橋となって活動しています。
大使館のホームページではイベントレポート、事務手続きや申請関連のお知らせがご覧いただけます。また、フェイスブックのオフィシャルページでは、最新情報やチェコ関連情報を随時発信しています。ぜひチェックしてみてください。

日本におけるチェコビジネス年HP

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