ワーホリビザをゲットしよう!

  • ブックマーク

はじめに

初めまして。2019年12月よりワーホリビザにてチェコにやってきた「しもしょー」と申します。
まだまだ制度が始まったばかりということもあり、情報の少ないチェコのワーキングホリデー。
その内情について、私自身の体験をもとにお届けできればと思います。
チェコへのワーホリを検討している方、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

今回はそんなワーホリの第一歩「ビザの取得」についてお話しします。

自己紹介

その前に少し自己紹介をさせてください。
大学を卒業後、3年間勤めた市役所職員を辞め、昨年ニュージーランドにて初ワーホリ。その頃ワーホリ制度が始まったチェコに運命を感じました。

最初は直感だけの動機でしたが、調べていく内に美しい街並み、治安の良さ、他欧州へのアクセス、何よりチェコへ旅行経験のある方達が口を揃えて「素晴らしい国だった」と仰っていたこともあり、実際に渡航するに至りました。

個人の目標として、NZでの出会いから「世界中のガイドさんを人柄で選べるサービス」の立ち上げを目指しています。
私自身もプラハでガイドとして一人前に働くことを目指して日々奮闘中です。
あまり自分自身のことを発信するのは苦手だったのですが、ぎこちなくとも挑戦する姿を見ていただきたいと思いYoutubeチャンネル「プラハの日常FLIX」を開設しました。
チャンネル登録いただけると嬉しいです。

必要書類について

留意点として筆者は

  • 大阪府在住
  • 昨年1年間ニュージーランドにてワーホリ経験済み

です。

まずは申請時に必要な書類について、在日チェコ大使館のHPより引用しました。

  1. パスポート(残り期限が滞在期間より3ヶ月以上残っているもの)
  2. 記入済みの申請書+同一の写真2枚
  3. 現在の銀行口座明細書+チェコ語訳
  4. 旅行医療保険加入証明書(チェコ語で記載のもの)
  5. 犯罪歴証明書+アポスティーユ認証(ここまでが自分で)+チェコ語訳⇒翻訳&翻訳認証を大使館で行う

さらに過去3年間に6ヶ月以上連続で海外に在住していた人は追加で

6.前滞在国での犯罪歴証明書+(アポスティーユ認証+チェコ語訳)⇒2国間協定等でアポスティーユ認証が必要ない国もあるので、認証やチェコ語訳が必要かどうかを大使館に要確認

が必要となります。

※必要書類や条件については私が申し込んだ時点のものです。概ね同じだとは思いますが、各自ご確認くださいね。

書類集めからビザ申請までのスケジュール

自分の経験を踏まえて、ビザ申請までの最短スケジュールを組んでみました。
基本的にこの順番で行えば最も効率よく手続きが可能だと思います。
過去の自分に教えてあげたい…

※ワーホリ2カ国目の場合(計2ヶ月)

⓪前滞在国の無犯罪証明書の発行 1ヶ月

→そのアポスティーユ申請 3週間
→そのチェコ語訳 1週間

その後申請時に大使館にて翻訳認証を行ってもらいます※有料

無犯罪証明書、アポスティーユ申請については各国内務省へ申請します。
NZの場合は全てネットで完結したため非常にスムーズに取得できました。
場合によっては前滞在国に在住中に手続きを進めておいたほうがいいかもしれませんね。

①パスポートの確認

→更新や新規取得が必要な場合 2週間

※パスポートが更新されると、旅券番号が変わります
先に書類等の記入を始めてしまうとややこしいことになってしますので、必ず最初にチェックしましょう。

②無犯罪証明書の発行(計3週間)

→都道府県警本部にて手続き。その後2週間後に受け取りに行く。ある程度記入済みのチェコワーホリビザ申請書が必要。
→都道府県庁にてアポスティーユ申請。1週間
→チェコ語訳 大使館にて

日本の無犯罪証明書は開封厳禁なので、チェコ語訳は大使館にお任せします。

③残高証明書を発行(計2週間)

→銀行にて申し込み。3日
→チェコ語訳、1週間。

日本語の残高証明書の英訳ではなく、銀行から英語で発行⇒申請者側がチェコ語訳手配
(日本語の残高証明書+チェコ語訳でも実際は問題ないですが、手続き上英語残高証明書で提出の方がスムーズとのこと)

以上、書類の目処がついたら

④チェコ大使館へ窓口申請日の予約

→大使館へ希望申請日をメールにて送付(日本とチェコの祝日を除く月・水・金から選択)

「希望日14日前には予約を」とあるが、自分の場合は1ヶ月先まで予約が埋まっていたので、それくらい見越しても良いかも。

⑤ビザ申請書を完成させる

全て埋める必要はありません。基本的にはチェコ語で記入します。

⑥海外保険の見積もり、加入して保険証明書をもらう(計1週間)

私はチェコの会社のものを選びましたが、支払いから保険証明書の発行まで3日もかかりませんでした。さらに最初からチェコ語での発行になるので翻訳する必要がなくオススメです。
申請時には保険は不要ですが、前もって調べておいたほうが吉。

⑦チェコ大使館に行って申請する(1日)

→申請予約日確定連絡メールにある日付にチェコ大使館へ

10時から受付開始ですが、時間ぴったりに行っても6人ほど既に待っていることが多いです。計3回伺いましたが、手続きが終わるのはだいたい13時を越えていたように思いますので、遠方からお越しの方は丸1日は予定を空けておくべきかと。

⑧ビザの発給(計1〜2ヶ月)

→大使館からビザの許可が下りたとの連絡を受け取ります。(1〜2ヶ月)
→直接大使館へ出向く、または郵送でパスポートを送ります。
→パスポートにビザ情報が追加されて返還されます。

文字だけでは分かりづらいので、表を作ってみました。

こんな風に同時並行できるところは上手に進めていきましょう。
なおこれは全てがスムーズに行った場合です。
各窓口等は平日のみ受付なので、お仕事の関係もあるでしょうし、予期せぬアクシデントが起こるかもしれません。

失敗集

ここで私自身に降りかかったアクシデント、失敗の数々をダイジェストでお届けします。

・パスポート水濡れ事件

必要書類を全て集めて大使館に伺った際、パスポートに少し濡れた跡があるため受付できないと申請を拒否される。心当たりはあったのですが、その後何回も海外旅行してるのにな、と腑に落ちないまま大阪に帰り、まだ5年期間が残っていたパスポートを再発行(1万6千円)

・2回目の訪問

その後新たなパスポートとともに大使館へ。書類の確認も済んだと思いきや最後の最後でNZでの無犯罪証明書も必要だと判明。申請は一旦白紙に。航空券も無駄に。

・ビザの期間が10ヶ月間に

3回目の訪問でようやく申請が通り、ここから手続きを進められることになりました。

1回目の訪問から3ヶ月弱経過しており、申請書に記入したビザ開始日は既に過ぎている状態。なので手続きを進める前に開始日をその日から1ヶ月先に変更したいと申し出たところ、「もう既に申請書は先方に送っているので無理」とのこと。

「え、申請進めてないんじゃないの?」と思い尋ねましたがよくわからず。結果最大1年間取得可能なはずのビザは10ヶ月で発給されることとなりました。

おわりに

正直、チェコに拒絶されてるんじゃなかろうかと何度も心が折れそうになりました。
それでもこうしてチェコを堪能している今、全く後悔はありません。
美しい景色、美味しいビール、石畳の街での生活にはその価値があります。

 

チェコへのワーホリをご検討の皆さん、プラハ城を目指すRPGの勇者のように、楽しんで必要書類を集めちゃいましょう。

  • ブックマーク

この記事を書いた人

しもしょー

市役所職員を辞め、昨年ニュージーランドにて初ワーホリ。その頃ちょうど始まったチェコワーホリに運命を感じ渡航。世界中のおもしろいガイドさんと日本人旅行者を繋げるサービスの立ち上げを目指し奮闘中。その前にまずは自分が真の「プラハっ子」となるべく日々生活を楽しんでいます。その様子をYoutubeに投稿しているのでぜひご覧ください。こっちに来て最初に学んだチェコ語は「AKCE」です。