聖金曜日にはお魚を〜南ボヘミア地方のマスのマッシュルーム詰め

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昨日の「緑の木曜日」には緑の食材を食べましたか?
英語ではグッド・フライデー、チェコ語ではヴェルキー・パーテク(Velký Pátek)

と呼ばれるイースター 前の金曜日は、イエス・キリストが磔にされ処刑された日であり、キリストの死を悼む日です。そのためには食べ物のことは考えずに精神的な事に集中するよう、お肉を食べずに魚や濃厚なスープを食べます。

南ボヘミア地方の魚料理

チェコは海がない内陸の国ですが、多くの湖や川があり、マス料理は人気の魚料理です。チェコの各地方には、魚を使った郷土料理があり、南ボヘミア地方では鯉やパイクパーチも良く使われます。

南ボヘミア地方「ヨルダーン」鯉料理

今日は、オーストリアとの国境に近いボヘミア南部のシュマヴァのレシピ「プストゥルフ・ポ・シュマフスク(Pstruh po šumavsku)」をご紹介します。シュマヴァの深い森で採れる様々なキノコはこの料理には欠かせません。

【材料】

  • マス            4枚
  • ベーコンスライス      4枚
  • 新鮮なキノコ        400グラム
  • 無塩バター         200グラム
  • 玉ねぎ           大1個
  • ラベージ(手に入る場合)     少々
  • イタリアンパセリ            少々
  • 植物油/ひまわり油             少々
  • キャラウェイシードパウダー 少々
  • 甘いパプリカパウダー    少々
  • 塩             少々
  • こしょう          少々
  • ニンニク          適量

【作り方】

  1. 玉ねぎ、ニンニク、キノコを薄切りにします。
  2. フライパンにバターを熱し、玉ねぎとニンニクを炒め、キノコとみじん切りにしたハーブを加えます。(元のレシピによると、ラベージとイタリアンパセリが必要ですが、お好みのハーブ使ってアレンジもOKです)。
  3. 塩、こしょう、キャラウェイシードパウダー、パプリカパウダーひとつまみで味をつけ、かき混ぜて冷まします。
  4. マスをベーキングトレイに置き、塩で味を付け、それぞれのマスの中にスライスベーコンと炒めたキノコ類を詰めます。
  5. 塩とキャラウェイシードパウダーで味を調えて、火が通るまでオーブンで20分ほど焼きます。

南ボヘミア地方の見所

南ボヘミア地方の街トシェボニュでは鯉の養殖が盛んです。ここで養殖された鯉たちは、クリスマス前に水揚げされ、クリスマスの食材として各地に運ばれます。小さな街ですが、可愛らしい建物が立ち並び、自然に囲まれてゆったりとした時間を過ごすことができます。たくさんの人工池があり、その泥を使ったスパを受けることもできます♪
トシェボニュについてはUKOARAさんのブログもぜひご参考に:チェコの鯉は絶品!カープタウン「トジェボニ/TŘEBOŇ」観光

いつか南ボヘミア地方を訪れることがあったら、ぜひトシェボニュもチェックしてみてくださいね!

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