ブルノ生活奮闘記Vol2 – 海外生活超初心者が日々奮闘する様子をリアルにお届けします
1月のブルノ

ブルノはマイナスのシーズンに突入しました。チェコ語のLeden(1月)はLed(氷)という言葉が入った月。日本の暦の考え方に似ていて、それぞれの月に意味があるそうです。日増しに日照時間は伸びてきていますが、気温はだいぶ下がり日中でも冷凍庫のような空気の冷たさです。先日は初めてのダイヤモンドダストを体験しました。クリスマスの華やかさに比べあっさりとした年始でしたが、年末年始は学校がお休みなので近隣国(ルーマニアとオランダ)へ旅行へ行ってきました。ヨーロッパのほぼ中央に位置するチェコは、近隣国に旅行するのにとても利便性のよい国なのです!
ブルノからは、飛行機、電車、長距離バスなど様々な交通手段が使えるので安いルートとチケットを探しては小旅行を計画しています。
語学学校のこと

私は1年の留学ビザを取得して、現在チェコで生活をしているのですが、いわゆる大学生ではありません。今ブルノで通っている語学学校(CA Institute)は、英語、チェコ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、中国語などの語学コースや、英語の教師資格を取得ができるコースがあり、Eaqualsの認可を受けた(先生の質が良い)大きめの語学学校です。こちらの英語クラスに通うことで留学ビザを取得しました。書く事、話す事、聞く事、文法をバランスよく混ぜながら受講をしています。登録している先生も多国籍で、私は現在、アメリカ人、イギリス人、イタリア人の先生に英語を習っています。チェコに来て3ヶ月、少しずつですが耳が慣れ、授業の内容がだいぶわかるようになってきました。本当に、習うより慣れよ。を実感しますね。しかしブルノはプラハのような大都市(観光地)ではないので日常生活ではまだ、英語よりチェコ語があふれています。
せっかくチェコに住んでいるのでチェコ語の勉強もしたいと思い、学べる場所を探してみました。
⭐︎ 大学の講座。ブルノにはマサリク大学があり、こちらでは集中講座などの定期的な募集があるようです(こちらの記事を参照)
⭐︎ チェコ語専門の語学学校
⭐︎南モラヴィア支援センターが主催する外国人のためのチェコ語のコース
チェコ語に関しては全くゼロと言っていいほどの語学力なので、マサリクの集中講座ではついていけそうにありません。チェコ語の学校は色々ありましたが、学校でAhojという雑誌を発行している(Study Czech)にまずは通うことにしました。言語だけでなく風習や文化なども学べそうだったからです。同じくチェコ語初心者の日本人と、二人のクラスです。このクラスは授業も全てチェコ語、最初の何回かはほとんどがオウム返しとボディランゲージでした(笑)12月にはクリスマスマーケットに繰り出し他のクラスの生徒さんと一緒に課外授業を受けました。
年が明けて1月、友人から聞いて知ったのが支援センターのチェコ語コースでした。無料なので人気が高く、オンライン専用フォームにて指定された日時で受付開始。1クラス12名の狭き門。募集開始1分で満席という競争率のなか、運よく滑り込み受講することとなりましたよ!こちらのクラスでは日本人ひとり。20代から60代、10カ国のクラスメイトで3ヶ月のコースです。はてさて、どこまでついていけるのか?!

ENGIMON

ENGIMONとは私も所属する静岡県の伊豆半島をベースに活動しているScaleLaboratoryから生まれたスペシャルチームです。2019年6月にプラハで開催されるプラハカドリエンナーレ(PQ過去記事参照)という芸術祭に参加するのですが、日本の文化や芸術をチェコの地で多くの方々に知ってもらえるチャンスですので、今から色々準備をしています。ENGIMONは、チェコ滞在中にプラハだけではなく、ブルノやČeské Budějoviceでも公演やワークショップをするため、メンバーと共に事前打ち合わせに行ってきました。プラハでは、カレル大学教育学部で予定しているワークショップに関する打ち合わせ。日本とチェコの共通点と相違点、アイデア出し、学生たちと一緒に何を共有することができるのか?とても良い話し合いができました。ちなみにこちらのカフェは元銀行で、現在はテアトルも併設しているそうです。
České Budějoviceはプラハからさらに電車に乗って2時間ほど。こじんまりとした街の印象ですがブルノよりもさらにゆったりとした時間が流れていました。受け入れ先のKredanceさんと共に街を視察。屋外でのパフォーマンスになるので実際に街を歩き、経路や立地を確認。ブルノからも電車で1本なので春になったら再訪してみようと思います。

YAKITORI PARTY
初めてチェコを訪れた年にお会いしてから毎年チェコに行くたびに交流を重ねていた HrdlickaさんとYAKITORI PARTYを企画しました。舞台美術の会社を営むHrdlickaさんは幼少期を日本で過ごしているため、日本語が堪能です。日本のYAKITORI(特にたれ)はチェコのビールにもよく合う大好きな日本食だそうで、何度か作ってみたものの、どうもたれがうまくいかないのだ。とのこと。私の実家はかつて焼き鳥やさんの経験があるのでなんとか作れそう。ということで企画に至ったのです。モルダウ川の目の前にあるボートクラブをお借りしてYAKITORI PARTYは開かれました。鶏モモ4キロをお願いしたら丸鶏が用意されていたのでまずは鶏の解体からスタートです。ゲストの皆さんにもお手伝いいただいてなんとか美味しい焼き鳥を作ることができました。広島出身の友人は広島風お好み焼きを披露し、おおいに盛り上がったのでした。
Hrdlickaさんからの宿題でチェコ語の人形劇をこの日のために練習しました。DARUMAと女の子による簡単な劇でしたがこちらも喜んでもらえたようです。日本人3人、チェコ人12人のPARTYでしたが食文化の交流は会話が弾みますね。
