知っておきたいチェコの習慣(レストラン・カフェ編)
旅行に行ったら、観光名所を巡る他に楽しみなのはなんといってもグルメ、という方は多いのではないでしょうか。
ローカルなお店でチェコ人に混じっておいしいビールやチェコ料理を楽しみたい!という方のために、チェコのレストラン事情について少しご紹介したいと思います。
メニューの見方

レストランでは主に食事メニューとドリンクメニューに分かれています。
今はお水が出てくる店も増えましたが、基本的に日本のようにお冷が無料というお店は少ないので、飲み物は何か頼んだほうがいいでしょう。
jídelní lístek(イーデルニー・リーステック)食事メニュー
nápojový lístek(ナーポヨヴィー・リーステック) ドリンクメニュー
食べ物の量にも注意!メインメニューであれば一皿当たりかなりの量がありますから、あれもこれも食べたい気持ちもわかりますが、慎重に選びましょう。メニューの横にはたいていグラム数が書いてありますから、こちらを参考にするといいでしょう。サラダでも100gの小さなものから350gの大きなものまでありますので要注意!
お腹が空いていない人は、ビールのアテのような前菜系や、スープにするといいでしょう。
注文する時は

日本では注文したい時、呼びたい時に「すみません」と声をかけますが、チェコではウェイターを呼ぶ際に、声を出しません。
それではどうするか。目が合うまでひたすら視線を送り、待ちます。
メニューも、決まったら閉じておくといいでしょう。それが注文の合図にもなります。
なかなか来なくても、辛抱強く。
大声を出したり、大きく手を挙げるのはチェコではあまりスマートではありません。
会計もスマートに

日本でいう正の字のようなものでしょうか。
チェコのウェイターは本当にこれでわかるの!?
会計もテーブル会計が基本ですが、今はレジのところまで行って支払う場所もあるみたいです。テーブル会計の場合も、目で合図します。
チェコ人は日本人のように、色々頼んでシェアするのではなく、一人1品メインやスープを頼み、一人ひとり自分の頼んだ料理を食べます。
会計もウェイターに自分が頼んだメニュー名を伝え、別会計する人が多いです。挙げられた料理名、ドリンクをすぐに計算するウェイターの暗算能力にびっくりする人もいるかもしれません。
そうして計算した額をウェイターに告げられたら、いよいよ支払いです。
チップはどれくらい渡せばいいの?

チェコでは基本的にサービス料は料金に含まれていませんので、チップを払う習慣があります。
チップの目安は10%ですが、あまり神経質にならずにキリのいい数字に切り上げればオーケーです。
例えば、138コルナなら、150コルナ、44コルナなら50コルナ、というように。
支払う時はチップ込みの額を伝えてお金を渡します。そうすれば、お釣りも、チップ込みの額が引かれた金額が戻ってきます。
チップ込みの額ぴったりを渡す時は、「これでいいです。(To je dobrý. ト イェ ドブリー)」と伝えればチップ込みの額だと伝わります。
店を出る時は、「さようなら。(Na shledanou.ナスフレダノウ)」と挨拶するのを忘れずに!
いかがでしたか?ちょっと難しいかもしれませんが、予備知識として知っておくと便利ですよ!