マサリク大学の中庭

ブルノ生活奮闘記Vol.3 – 海外生活超初心者が日々奮闘する様子をリアルにお届けします

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冬が終わりすっかり春の陽気を感じる季節になりました。ブルノは朝晩は冷えますが日中は陽射しも暖かく街も少しづつ色めいてきましたよ。

今年に入ってから無料のチェコ語コースに通っていますが、マサリク大学でも短期の英語とチェコ語のコースを見つけたので3月から通い始めました。大学構内にある中庭の景色をみるのが楽しみです。

マサリクのチェコ語講座は週1回(全10回)でテキストなどはあまり使わず、会話中心の10名ほどのクラス。英語も週1回(全14回)ですが、こちらは2時間のレッスンに3人の先生が交代で受け持ちます。おそらく、マサリクの教育学部の学生さんによる実習を兼ねたクラスのようです。

英語のクラスの参加者はほとんどチェコ人の方。20代から70代までのバラエティに飛んだ生徒ですがアジア人は私一人のため珍しいのか、すぐに名前を覚えらた様子。2時間の間にビギナーから中級程度の内容までペアやグループでの会話が多いので実践的ではあります。ビギナーのSmall talkではよく、休日は何をしているの?という質問を受けます。今回は私のブルノでの休日の過ごし方の一部をご紹介しますね。

●蚤の市とフリーマーケット●

もともと蚤の市が大好きで、チェコに遊びに来るたびにプラハの蚤の市や骨董屋さん、セカンドハンドなどを巡りトレジャーハンティグをしていました。 ブルノでも日用雑貨のリサイクルショップや骨董屋さん、質屋はウォーキングついでにまめにチェックしています。骨董市と名のつくイベントは月1で開催されているこちらBleší trhy Brnoです。プロの収集家から近所のおばさんまで様々な人が参加しています。骨董、アクセサリー、葉書類、日用雑貨、クラフトもの。室内での開催なので雨の日でも心配なく楽しめます。

Bleší trhy Brnoの会場 /中年層多め
看板

衣類系リサイクルはここ数年でチェーン店が増えたため、街で簡単に見つけることができます。チェーン店が増えたことで個性的な衣類が減り、お宝探しは難しくなったなぁと思っていたら、ありました!衣類専門のフリーマーケット(主にレディース、たまに子供服)会場は主に平日のDivadlo(劇場)や音楽ライブハウスなど。週末公演が集中しているブルノでは平日の日中に空いてる場所として、とても良いアイデアだなと思いました。こちらも登録すれば誰でも出店できる様です。

劇場と音楽ライブハウスでのフリマ/若者・女性層多め

これ以外に、MintMarket というクラフトフェアの様なイベントも定期開催しています。まだ若いブランドや、店舗を持たないブランドが集まるので新し物好きの人にはとても楽しいマーケットです。毎回100店舗近く(場所によってはもっと)集まり、服飾や手工芸品(靴・バック)だけでなく植物や飲食ブースも。会場にはDJがおり、良い音楽とおしゃれな雰囲気があります。会場もどんどん広がっていて、プラハ・ブルノ以外にも近郊の都市での開催が増えてきました。

オロモウツでのMintmarketの様子

先日訪ねたオロモウツでのMintmarketは旧砲兵倉庫跡地(現在は科学博物館)で開催されていました。ブルノからオロモウツまではバスで79kc(400円弱)ほど、1時間で行けます。屋外での公開ヘアカットのブースが珍しい。

● Hotyoga と Zumba  ●

留学は私にとって様々なトライをすること。語学の勉強も大切ですが、実は肉体改造も目的の一つです。日本とは違う環境を楽しむ為には健康・体力の維持もとても大事なことだと思っています。中年期の身体は気力でなんとかなりません(笑)そして写真撮影という仕事は見た目以上に体力を使います。

チェコに来てから、スポーツをしている友人の勧めでYagabrnoというスタジオでHotyogaを始めました。お風呂(バスタブ)のない生活なので大量の汗をかく為にも都合が良かったのです(Hotyogaとは名前の通り、40度ぐらいの部屋でYogaをすること)こちらのスタジオはその都度精算ができるので、旅行者でも気軽に試すことができますよ。

私は20回の回数券を購入して、週に2回は行くようにしています。1回90分(回数券で775円位)クラスはもちろんチェコ語なのですが動きの中で反復して言葉を覚えていくので、ただ暗記するよりは私には向いています。

女性専用のBeFitBrnoというスタジオではZumbaというダンスエクササイズをやっています。チェコで流行りの歌を中心に構成されていて、毎日チェコのラジオを聞いている私には知った曲が多く、とてもモチベーションが上がるのです。効果としては街中で曲が流れると踊りたくなるという。。。どちらも初めてですが5ヶ月続けているとだんだん形になってくるものですね。体幹が多少強くなってきたのか、バスやトラム搭乗時の悪路のぐらつきに耐えられるようになってきました。

● スーパーマーケット ●

基本的に自炊生活なので、スーパーマーケットにはよく行きますが、元来のマーケット好きの為か1日に何軒もハシゴする時があります。大手スーパーだと、Albert, TESCO, BILLA, Lidl, Kaufland 皆それぞれに得意な食品が違うので比較しながら見て回るのがもうちょっとした趣味です。

例えば野菜は市場での購入が旬ですが、Bioの野菜がリーズナブルに買えるのはLidl、米と油の種類が圧倒的に多いのがKaufland、肉の種類が豊富なのはTESCO、飲み物関係はAlbertといった具合に。もちろん店舗によって季節によって変化するので全く飽きません。

Kauflandのお米売り場、イタリア並みの品揃え

スーパマーケット以外にもBio系、アジア系、イタリア系、インド系の食材専門店が色々あります。つくづくブルノはグルメの街だなぁと思うのです。春になり、市場もちらほら再開し、広場も賑わってきました。

4月にはチェコ語クラスのクラスメイトたちと持ち寄りパーティがあるのでとても楽しみにしています。私はちらし寿司を作る予定です。日本の食材には限りがあるので色々代替、工夫を凝らしてトライするのが楽しみです!

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この記事を書いた人

行貝 チヱ

行貝チヱ(Chiye NAMEGAI)
写真家・フォトコラージュアーティスト。劇場型移動式写真館「行貝写真館」主宰。国内外の展示やアートプロジェクトに多数参加。 
静岡東部で活動するScale Laboratorysy立ち上げメンバー。2019年のPQに向けて現在、南モラヴィアの中心地、美食の街Brnoにて語学と社会勉強中。
ウェヴサイト 行貝写真館Scale Laboratory
Email chiyenamegai@gmail.com