プラハの第一印象〜三つの気づき~

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北海道サイズのチェコ共和国では、チェコ国内外から集まった4万人以上の学生が日々切磋琢磨しながら学んでいます。英語で授業が受けられるプログラムも多くあり、ヨーロッパの大学間で留学生を相互に受け入れるネットワークであるエラスムスで人気の留学先となっています。また、安全性の高さや生活費の安さもあり、近年は日本からの留学生も増えています。多様な文化にも触れ合えるチェコは学生生活を送るにはおススメの場所です。

でもまだまだチェコ留学の情報は少ないですよね?そこで本日からは、今秋からカレル大学大学院に留学している齋藤直哉さんに、プラハでの学生生活についてシリーズで寄稿していただきます。まだあまり知られていないチェコ留学について、いろいろ教えていただきます!

自己紹介

Dobrý den (こんにちは)! 2018年9月にカレル大学人文学部歴史社会学科修士課程に入学しました齋藤直哉と申します。チェコで二年ほど留学予定のため、チェコ政府観光局より、学生生活を通じたチェコでの経験やチェコの最新情報を読者の皆様に提供する任務を拝命致しました。いつかチェコで留学したり、生活を送ったりするかもしれない若い世代の方に、私のブログが役に立てば嬉しい限りです。

タイトルには第一印象と書いていますが、実はプラハに来るのは今回で二度目となります。約四年前に数日ほど観光目的でプラハを訪れて以来、中世の街並みの美しさやプラハの興味深い歴史、さらにチェコ語やスラブ文化の虜となり、なんと会社を退職してプラハに戻ってまいりました!今回は観光客の目線というよりはむしろ住人目線で、プラハの第一印象について、説明できればと思っております。 到着してから二週間ほど経過していますが、多くの発見を既にしており、本日はその中から三つほど共有できればと思います。

自然と共存するプラハ

読者の皆様はおそらくご存知かと思いますが、プラハは歴史的建造物の中心地で、百塔の街と言われています。ただし、プラハにはそれだけではなく、大きな公園、静かでゆったりとできる森林、自然味溢れるワイン畑など都会のオアシスがたくさんあります。実際のところ、プラハに住むようになって初めて、東京とは違いプラハは自然へのアクセスが簡単にできることに気づきました。

確かに観光スポットは街の中心に集中し、いつも観光客でごった返しているのですが、少し離れれば、この観光客を避けることができ、美しい自然の空気を吸うことができます。例えば、私はプラハ城から徒歩圏内のプラハ六区に住んでいるのですが、この近くではペトシーン公園があり、プラハ市民がピクニックをしたり、園児や小学生が遠足で来ているのをよく見かけます。個人的にこの公園が大好きで、こちらからはプラハ城やヴルタヴァ川を含むプラハ市内を一望することができます。観光客の大群を避けつつ、ぶどう畑沿いを散歩することもできます。都会の喧騒に飽き飽きしているときに、そこから簡単に抜けだすことができるのがプラハの特徴です。

モルダウ川沿いでたむろうアヒルたち

学生に優しいプラハ

二つ目の気づきですが、生活費の観点でいくとプラハは信じられないほど学生に優しい街です。以前から物価が安いことはある程度知っていたのですが、想像を遥かに超えていました。例えば、19歳から25歳の学生は、プラハ市内全てを行き来できる定期券が年間でたったの1,280コルナ(6,400円)です。

私の学生寮は光熱費、水道代、Wifi費用込みで月々5,370コルナ(26,850円)で、しかもこれでカレル大学の学生寮では一番高い学生寮です!さらに、一部で論争の火種とはなっているのですが、2018年9月より25歳以下の学生はチェコ国内の全ての交通手段が75%引きになる法律が施行され、学生はその恩恵を受けることができます。

たとえば、プラハからチェコ第二の都市であるブルノまでは片道1ユーロ未満で移動することも可能です。学生生活での出費に不安のある方には、チェコ留学は本当にオススメで、英語での授業も幅広く受講することもできます。私自身、英語コースでの修士課程に在籍しています。

 

  英語が通じるプラハ

プラハでは英語さえできれば、言語で苦労することはあまりないというのが三つ目の気づきです。プラハは国際都市のため、英語が頻繁に使われています。とりわけ若い世代は英語でのコミュニケーションに長けています。私の経験上、ほとんどのレストランの店員さんは英語を話すことができ、外国人用に英語のメニューも用意されています。そのため、プラハで快適な生活を送るためにはチェコ語ができなくても問題ありません。ただし、チェコ人の方ともっと仲良くなりたいという方は、ちょっとチェコ語の単語やフレーズをしっていると大変役にたちます。

幸いなことに、カレル大学では外国人留学生のために、初心者用のチェコ語のクラスが開講されており、私の場合は正規留学生のため、一週間に二度チェコ語のレッスンを受講することができます。私のチェコ語の先生は教えるのが非常に上手で、実践的なチェコ語に焦点をあててくれ、実生活にとても役立っています。英語が話せる方はプラハで簡単に生活をスタートすることができます!ぜひ、プラハでの生活を考えてみてください!

プラハで有名なカフェルーブルの英語メニュー
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この記事を書いた人

齋藤 直哉

齋藤 直哉

東京都出身。学士課程では法学部に所属し、国際政治を学ぶため、フランスのリヨン政治学院にて長期留学を経験。大学卒業後は総合商社に入社し、自動車の部署に配属されて、法人営業やトレーディング業務を担当していたが、チェコへの大学院留学を決心し、約1年半で退職。大学院への留学までは、文部科学省官民協働海外留学創出プロジェクト(通称トビタテ)にて5ヶ月間インターンとして、留学奨学金の説明や広報を各国大使館宛に行っていた。現在はカレル大学人文学部歴史社会学科修士課程に在籍している。趣味は海外旅行で、特に大自然や建築様式、歴史遺産に興味を持っている。