「音楽の国」チェコで親しまれるピアノ PETROF
年末年始、海外旅行やニューイヤーコンサートを楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。
チェコに行こうと考えている方は、是非現地でクリスマスミサやクラシックコンサートもお見逃しなく。
今回は株式会社ピアノプレップの店主・山内さんにチェコのピアノメーカー・PETROFの魅力について寄稿いただきました。
「チェコ人はみな音楽家である」とヨーロッパでも語られるほどにチェコ共和国は「音楽の国」として知られています。コンサートホールはもちろんのこと、教会、美術館、レストラン、カフェなど街中にクラシック音楽やジャズが溢れ、その様々なシーンでチェコ製ピアノ PETROF は愛奏されています。


150 年の歴史を誇る老舗ピアノメーカー
まだ日本での知名度は高くありませんが、ペトロフはヨーロッパを中心に海外ではポピュラーな存在、チェコで150 年の歴史を誇る由緒あるピアノメーカーです。1864 年にアントニーン・ペトロフ(Antonín Petrof)が創業、プラハから 100km ほど東に位置する街フラデッツ・クラーロヴェー(Hradec Králové)で製造しています。

ペトロフ社は創業者一族が経営する数少ない老舗ピアノメーカーです。5 代目ズザナ・ペトロフォヴァー(Zuzana Ceralová Petrofová)社長が登場するオフィシャル動画をご覧ください。
古き佳き温もりを感じるピアノ造り
ペトロフ社工場を訪れたときに撮影した写真をご紹介します。木の薫りに充ちた作業現場、昔ながらの工作機械を使って手作業にこだわるピアノ造りは我々を懐かしい気持ちに誘ってくれます。
チェコ共和国は豊かな森林資源に恵まれた「森の国」。ヴァイオリンなどの弦楽器にも使用されるボヘミアのスプルース材がペトロフピアノ特有の歌声のような音色を生みます。
ヨーロッパ有数の「工業国」でもあるチェコ共和国。クラフトマンたちが時間と手間をかけて一台一台ピアノを製造、熟練した技術とチェコ人の感性がペトロフのピアノ造りに生かされています。
日本でも愛されるチェコの音色
日本とペトロフピアノの関係は古く、大正時代には輸入されていた記録が残っています。1918 年に京都・明倫小学校に納入されたグランドピアノは 100 年の歳月を経た現在もコンサートで使用されています。

繊細でロマンティックなペトロフの音色は多くの演奏家、音楽ファンを魅了してきました。レトロな雰囲気が漂うピアノをひとたび奏でれば 150 年かけて醸成された楽器造りの伝統を感じてもらえるはず。手頃な価格で入手できる「音楽の国」チェコのピアノは近年日本でも評価が高まり始めています。
横浜のプライベートホール Sala MASAKA にも常設。チェコの音色をコンサートでお届けしています。

アップライトピアノもヴァリエーションが豊富。洗練されたデザインと美しい木目から選べるのもペトロフピアノの魅力です。

ペトロフピアノを体感することは、すなわちチェコの文化に触れるということ。これを機会に日本の皆様が名器PETROF と「音楽の国」チェコ共和国への関心を深めて頂けましたら幸いです。
◇ペトロフピアノ専門店&輸入元株式会社ピアノプレップ◇
チェコの老舗ピアノメーカーPETROF(ペトロフ)を輸入販売する日本唯一の正規専門店です。 港区のショールームではペトロフの魅力、ピアノ音楽の楽しみ、チェコの文化を発信しています。
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